1ヶ月ずっと在宅勤務だったので知見をまとめる

3月はずーっと在宅勤務でした

感染症予防ということで2月の下旬に在宅勤務が決定し、当初3月中頃までの予定だったものが伸びて伸びて今は4月の半ばまでは在宅勤務が確定している状況。

ということで3月はほぼ家に居たのだが、こんなに連続して在宅勤務をしたことがなかったので色々良い部分・辛い部分がわかってきた。 なお妻も在宅勤務なので、家族がいる場合を想像して読んでもらえると嬉しい。

前提としては大規模な会社で、ソフトウェア関係のエンジニアで、ジャパニーズトラディショナルな感じの場合です。

通勤時間がゼロだが…

当たり前だが朝起きてすぐ勤務も可能。週1回、2回程度の在宅勤務ならそれも嬉しい部分ではある。 だが自分にとって通勤時間=仕事モードに切り替わるための時間でもあった。

在宅勤務が連続している最近は、起きてすぐにPCの前に座ってもオンオフ切り替えがうまくいかなくなっている気がしている。

明確に「今から仕事」ということを意識するために何か儀式が必要かもしれない、と思っている。

運動を意識する

よく言われていることだが、通勤によって駅や会社まで歩くことが結構運動になっていた。在宅勤務となると昼ごはんも家で食べることが多く、もともと出不精なのもあり歩く時間が極端に減った。 家の中でもできるリングフィットアドベンチャーや、以前流行ったビリーズブートキャンプなんかを意識してやっていく必要がある。でもサボっちゃうんだよなぁ、、、

夜ふかしはやめよう

通勤がなくなると運動しないせいか、夜ふかししがちになる。当然起きるのが遅くなりがちなので、夜ふかしはやめましょう。

だらだら仕事しがち

オフィスにいると昼、夕方等のタイミングでチャイムがなったりする職場があると思う。あれ結構時間を意識させることに効果的だと思っているのだが、そんな仕組みは家にない。

気付いたら定時もすぎていた!なんてこともあるので定時にアラーム鳴らすとか仕込んでおくと良い。せっかく通勤時間がなくなっているのに、その通勤時間分も働くのはもったいない。自分のため、家族のために使おう。

在宅勤務は準備が重要

在宅勤務=自宅がオフィス、と考えると準備がかなり重要。いきなり在宅勤務なんて無理がある。

少なくとも以下のような道具も用意しておきたい。

  • 作業用の部屋、もしくは場所

    • 作業をする場所を決めておくことで気持ちの切り替えが行いやすい。
    • 家族の影響を受けにくく集中しやすい
    • ただ日本の住環境では難しい場合もあると思うので柔軟にやっていくしかない。
  • 複数のディスプレイ

    • 画面の広さは正義、FullHD以上推奨。
    • モニターアームでつけると最高。
  • 速い固定回線

    • オンラインでの作業や会議が主体になるので速い固定回線が良い。
  • USB-LANアダプタ(ノートPCの場合)

    • Wi-Fiでも良いが、USBのLANアダプタのほうが安定するのであると良い。安いので費用対効果が実は大きい。
  • それなりのマイク

    • オンラインでの会話が主体になるので、音声品質が悪いと自分も会議参加者も辛い。
    • 安物のマイクは音声品質が本当に悪いので、せめて数千円くらいのヘッドセットがほしい(100均とかはさすがにやめておいてほしい、、、)
  • 広い机

    • 机の広さは正義。
  • 良い作業用の椅子

    • 会社の椅子は結構いい椅子でも、個人で持ってるものは安物だったりする。会社にいるのと同じ時間で連続して作業してると間違いなく体のどこかが痛くなる。

こうしてみるといきなり在宅勤務、となってしまった人は本当に準備が大変だと思うし、会社から在宅勤務準備金、みたいな補助が出ても良いのでは?と思う。(自分は個人的に趣味で上記の道具は全部準備していたが、1ルーム一人暮らし、というような場合は作業場所の確保が一番むずかしいと思われる)

オンラインミーティングの心得

ツール選びは重要

Skype, Zoom, Teams, Hungout, Discord, Slack(通話)など世はまさに戦国時代、といった様相だが音声品質がそれぞれで結構違うので、会社の決定権がある方におかれましては十分比較をお願いしたく候。

Skypeは個人的には音声品質が最も悪いのでどうにかしてほしい。会議で何を言っているのか聞き取れないのは本当にストレス。 Zoom, Slackは使ったことがあるのだが比較的Zoomは音声品質もよく、使いやすい印象。slackはチャットからスムーズに会議に移れることがメリットかな。Teamsは音声品質は結構良い

しゃべらないならミュートして

喋らなくてもマイクオンになっている人がたまにいるが、無音だと思っていてもタイピング音が入ったりするので気をつけてほしい…。あとハウリング起こす人もたまにいる。子供や動物の声が聞こえると和む。

準備が9割

もともと対面での会議も準備が8割だと思うがオンライン会議だとそれが更に顕著になる。対面だと身振り手振り、ホワイトボードを前にわいわい話すこともできるので準備不足でもカバーできるがオンラインでは難しい。

事前に疑問点、解決したいこと、決めたいことを議事録に書いておき、オンライン会議ではそれを確認しながら合意だけ取っていくのが理想。

ファシリテーターの問いかけには反応して!

会議で「質問ある人~?」とか言った時、無音が10秒くらい続くと「あれ?参加している人音声トラブルかな?」って思うし、何より悲しいから反応してください。参加者のリアクションはこっちに見えないんだ…頼む…

出社・退社のお知らせ/日報を書くと結構いい

出社、退社のタイミングをチャットでもなんでも良いので連絡してあげると周りも連絡が取りやすくなる。

日報に関しては小さめのチームで働いている場合には要らないかもしれないが、大きいチームだと作業をする上で関わりの無い人と全く話す機会がなくなるので、あれ?この人最近何してるのかわからん、となる。

なのでSlackなどで日報専用チャンネルとか作って全員が書いていくと良い。今日やったこと、明日やること、ちょっとした感想等で良いので。

ハンコ/直筆サイン必須文化は滅ぶべし

契約書でもないのに印刷が必要な書類つくるのやめて。

出社できないから。期限までに提出ってその期限はまだ強制在宅期間じゃないですか…

家族と時間を取りやすいのが最高

一緒に昼や夕食をしっかり摂れるし、通勤時間が不要なので朝、夕とも家族がバタバタせず穏やかな感じで最高です。