育児・育児休職に関すこれから育休を取る人(主に男性)に向けた、自分の体験に基づいたメッセージです。聞こえますかウヴォーさん。
という条件です。
今回は育休中や育休後の話です。
夫婦揃って産後すぐに育休を取得している場合、せっかく2人いるのだから生活時間帯はずらすべし。
新生児は2-3時間おきに寝て起きてを繰り返すので、2人同じ時間帯で生活すると共倒れになりかねない。
うちの場合は以下のようにずらして対応していた。
生後2~3ヶ月くらいになると赤ちゃんも夜にある程度まとまって寝てくれるようになる(はず)なので、少なくともそれまでは二交代制が良い。
これは育休期間に限った話ではないが、特に夫婦二交替制をしている間は、
という情報が非常に重要になる。交代後に赤ちゃんが泣き始めた場合、どんな理由で泣いているのかを判断するためだ。
また病院に行った時にも以下のような情報を聞かれることがある。
このような情報はスマホアプリで記録すると良い。うちが使っているのはぴよログだが、このようなアプリは複数あるので自分たちに合っているものを使えばよい。
初産の場合、奥さんは股を切開していたり病院で生まれたばかりの赤ちゃんに昼も夜もなく付き合っているはず。病院から帰ってきても股は痛いし疲れてるし、ということで奥さんを労る意味でも家事はなるべく引き受けよう。
とはいえ授乳以外全部を夫がやるのも難しいことがあると思うので、二交代制は維持しつつ、ゴミ捨て、洗濯、買物、掃除など移動が必要だったり重い物を持つような家事は率先して夫が引き受けよう。料理については出来合いのものを買ってくるだけにして、なるべく家事そのものを減らすようにするのでも良い。
赤ちゃんの写真は1日に何枚も撮るはず。しかし家族揃っての写真は意識しないとなかなか撮らない。
子供が大きくなった時、子供は自身の小さい頃の写真ももちろん見たいが親の若い頃の写真も見たいはず。
子供のためにも、月に1回でいいので定期的に全員が入っている写真を撮っておこう。
赤ちゃんから目を離せないこともあり、今まで夫婦分担でこなしていた家事をこなせなくなることがある。掃除、料理、買い物、洗濯・・・ これらのうち、赤ちゃんに関わらない範囲の家事の頻度を落としたり、例えばルンバや食洗機を導入したり家事代行サービスへ依頼するなど、お金でカバーする範囲を増やすほうがよい。
まずはお金をかけずに、例えばリビングは2日に一回掃除するけど別の部屋は2週間に1回週末だけにする、などで家事にかける時間を減らそう。気合だけでは回らない。
自治体ごとに異なるが、育児相談室などは自治体が主催していたりするので育児で困ったことがあれば相談すると良い。また保健師などが定期的に訪ねてきてくれる制度もあるのでそこから情報を得ることもできる。
更に、近くのお店・施設に授乳スペース・おむつ替えスペースがあるかどうかは確認しておくと良い。出かけた時に必ず使うことになる。
妻も育休手当があるとはいえ、家庭の収入は落ち込んだ状態には変わりないため早めに保育園に入ってもらうほうが良い。
自治体ごとの待機児童数や保育園が家の近くにあるかなどの確認をしておく。おそらくどこの自治体も待機児童数については公表しているはず。
また世帯収入によっては、一度保育園に落ちてから次の4月入園を目指すなどある程度計画的に進める必要があるので、まずは自治体の窓口に相談して夫婦で計画を立てよう。
日中、赤ちゃんは30分~2時間程度の昼寝を何度かするので家事が終わると少し余裕ができるはず。必須ではないがこの時間に撮りまくった写真の整理や、家計(特に保険やサブスクサービス等の半固定費になってしまっているもの)を見直すと良い。
会社ごとに異なると思うので割愛するが、うちの場合は書類1枚提出するだけだった。
育休中はその分の仕事を負担してもらっていたと思うので、感謝を述べるとともに何かお菓子でも渡して上げると良い(任意だが…)
また子供が小さいうちは突発的に仕事を休まなければならないタイミングも出てくるはずなので、この辺は事前に伝えておくべし。
職種によるので在宅勤務が取れる人に限った話になってしまうものの、やはり在宅勤務のほうが子供を世話する時間を確保しやすい。
特に一人ではちょっと大変な、子供の首が据わらない時期の入浴を在宅勤務を利用してサポートする(入浴は妻がさせ、入浴後の着替え等は夫がする)ことができる。
また在宅勤務中であれば子供が突然体調を崩した場合でも対応しやすくなるのでなるべく在宅勤務を利用しよう。
子供がある程度夜にまとまって寝るようになり、育休が明けた後は夫婦どちらが完全にフリーになる日を月2~3日程度設けると良い。うちの場合は月に2日、自由に過ごしたい日を事前に申告する形で調整している。
育休期間も大変だが育休前後の書類の準備が非常に大変だった印象。
会社の制度だけでなく、公的に提出が必要な子育て関連の手当申請など複数の書類を提出する必要があり、この辺が本当にマイナンバーで解決すると嬉しい。
また育休制度そのものに対して上司や会社そのものが協力的でない場合は、やはり育休を男性が取得するのは難しいだろうと思う。 特に上司の世代(40後半~)あたりは育休どころか、子供が小さい時に子育てに関わっていないという人も多くいるため育休取得に理解が得られるかどうかは運に近い。 そういった意味でも、今まさに育休を取得している世代が会社として上司のポジションに付くようになってくる頃にはやっと「育休は男女とも取るのが当たり前」になるだろうな、と感じた。自分たちの世代は男性の育休に関してはパイオニアになると思うので、育休取得をする人がもっと多くなるといいなと思う。