家庭菜園のメモ
肥料
肥料の種類
有機肥料
動植物や魚由来の原料で作られる、遅効性、緩効性の肥料。元肥として使われることが多い。悪臭や虫の発生の可能性があるが、オーガニック栽培をしたいなら優先的に利用を考えたい。牛糞、鶏糞、油かす、骨粉、草木灰など。
化成肥料
化学的にNPKを合成した肥料。単一肥料と複合肥料があるが、一般的には植物に合わせた割合の複合肥料を使う。基本的には即効性。臭いはほとんどない。
3大要素
肥料のパッケージにはN、P、Kの比率が記載されていることが多い。
窒素(N)
葉や茎が育つために必要な要素。植物の生育に影響が最も大きい。
リン酸(P)
細胞の核になり、枝分かれや根の発達など植物全体の育成を促進する。花つき、実付きをよくする効果もある。
カリ(K)
根を上部にし、病害虫への抵抗力を高める。
NPK割合ごとの特徴、適正
すべて同率(8:8:8)
概ねどの植物、時期にも利用可能
Pが多い(N, K同率)
草花、鉢花、花木、果樹、野菜など花や実を楽しむものに向く。
Pが少ない(N, K同率)
リン酸があまりいらない植物や、養液栽培に利用。農業用の追肥にも。
N > P > K
観葉植物や葉物野菜に向く。
N < P < K
球根植物、根菜類、室内の鉢花などに向く。
与え方
元肥
- 植え付ける前に土に施しておく肥料。効果が長く続く緩効性か遅効性肥料が使われる。
追肥
- 植物の成長に合わせて途中で与える肥料。効果がすぐに現れる即効性の液肥、化成肥料が使われる。
肥料過剰、不足
新しい葉が黄色くなる、葉や蕾が小さくなる場合:肥料不足の可能性あり 葉が内側に丸まる、葉や茎がやたらと太くなる:肥料過剰の可能性あり